いよいよ2024年。。。
親愛なる皆さん
おはようございます。
40度の熱があっても這ってでも出てこい!
2日、3日、寝んでも死にゃあせんわ!
昭和から平成前期。。。
18歳から16年間、私が務めていた会社で普通に
飛び交っていた言葉であります。
今なら完全にアウト!
しかし、私は、否、我々の世代の者達は、そうやって働き、
育ってきました。現在よりも圧倒的に劣悪な労働環境の中
でも休まず弛まず寝食を忘れて働いてきました。
でも、決してそこには被害者意識や怨み憎しみなどなく、
それどころかそんな言葉を吐いている上司を尊敬すらして
いました。結果、私に限らず、当時一緒に働いていた先輩や
同僚達も同様、起業したり、経営幹部として立派に働き逞し
く稼いでいる人も大勢いる。
もっといえば、この国は、そうやって発展を遂げてきた。
ところが、それから社会は大きく変わり、労働環境も昔とは
見違えるほど改善、整備され、云うならば人に優しい環境が整った。
特に2019年、働き方改革関連法がスタートしてから加速した。
そして、その遥か前には「ゆとり教育」が開始され、
この二つの施行が、シンプルな表現をすると、勉強する時間と
働く時間を削減していった。
事はエスカレートする。
今では、働くことがあたかも悪であるかのように。。。
そして、そこで働く人達が、その環境に順応していった。
非難を恐れずに云うと、行き過ぎてしまったような気がする。
確かに、40度熱が出れば仕事は休まなあかんやろ、
2日も3日も寝ずに仕事なんかできんやろ、
そんなことは分かっている、分かってはいるけど、
いくらなんでも仕事に対する考えが甘すぎる、
そんな輩が益々増えていっているような気がしてならない。
そして、これは、若年層に対しての非難や指摘や嘆きではない、
年齢層を問わず、社会全体が世代を超えて、そんな空気を
蔓延させてしまっている。もうあの時代に戻ることはないだろう。
そんな時代環境の中で、いよいよ始まる2024年問題。
働き方改革関連法案の極みのような法改正が4月から
スタートする。
数年前から、その日に向けて、皆で意識をし、手を打ち
やってきたお陰で、我が社は全従業員何とか法令遵守の
状態で4月を迎えることができそうだが、昭和人間の
経営者として、何か複雑な気持ちだ・・・
困難にチャレンジしていくそのプロセス、仕事に対
する自信と誇り、働く喜び、そんな意識の高まりが、
より良い人間関係を育み、良い商品やサービスを生み、
また個々の強い意志を育み、組織力を強化していく、
個人と組織の成長に繋がり、物心両面の豊かさに繋がる
と私は信じている。
誰しもが成長や豊かさを願っているにも関わらず、
世は、その願いとは逆の方向へと流れを変えていって
しまっているように思えてならない。
故に、これまで以上に、知識や知恵、思慮深さが
必要な時代になってきた。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝