黒字経営と赤字経営:まとめ

親愛なる皆様
おはようございます。

黒字と赤字、双方ともに健全と不健全があり、
過日(前編)は「不健全な黒字経営」のことを描いた。
儲かってれば良いというものではない、
そんな儲け方はアカンやろ、それでは社員が
可哀想やろ、それでは長続きせんやろ。。。等々

今朝は、逆に「健全な赤字経営」を描いて
まとめとする。

健全じゃないから赤字になるんじゃないのか!
という反論の声も聴こえてきそうだが、そういう
人にもきっと、「そうでもないか。。。」と思って
頂けるのではないかと思いますので、描きます。

例えば、
分かり易いところからいくと。。。
本業の生産性を上げるための戦略的投資によって、
しっかりとした理解と覚悟の上で今期と次期は、
赤字決算とか、
もう少し具体的にいうと。。。
例えば、
我が物流事業者の事例でいくと、本業の運送事業
の効率を上げていく為に、新倉庫を建設したこと
により新倉庫という大きな資産を所有することに
なった。その為に減価償却の額が今期から桁違い
に上がる~利益を圧迫する~されど2年間で輸送
効率が格段に上がり、次々期にはしっかり利益
構造が出来上がったとか、
例えば、
たまたま今は運よく儲かってはいるが、挨拶や整理
整頓といった実務以外の、でも大切なことが蔑ろに
なっている、労働時間が超過気味になり、事故、
トラブルも増えてきている、社員が辞めていく・・・
このままでは、やがて、根腐れとなり、大事故に
繋がる恐れもあり、今は運よくたまたま儲かっている
業績も崩れてくることを予見し、外部からの優秀な
人財投入や負担過多の古い体質の業務からの撤退~
新規業務への切り替え等、立て直しの為のエネルギー
とコストを集中させ、一時的な業績悪化も辞さずに
手を打っていく。。。とか、
も一ついこう、例えば、
決算月の経費計上を翌年度にまわす、いわゆる
期ズレ計上を意図的に行ない、決算書上は黒字に
していた経営者がこのままではいけないと改心し、
今期の決算で一気に膿を出そうと奮起し、
本来のあるべき決算にしたことにより今期の決算は
大赤字。。。とか、とか、とか、
こちらも、不健全な黒字同様、あげればキリが
無いほど、ある、ある、ある、、、

長く経営をしていると、山あり谷あり、
黒字の時も、赤字の時もあるでしょう。

創業から一度も赤字を出したことが無いという
会社もあります、それはそれで勿論素晴らしい。

でも、云えることは、黒字赤字を問わず、
経営の健全性、不健全性は、
詰まるところ、経営者の意識や思考のそれと、
イコールであるということは断言できる。

何故なら、描いてきた「不健全な黒字」と
「健全な赤字」の事例の殆どは、
(少々脚色はしているが)
何を隠そう、過去に私自身が行ない、
失敗し、気付き、学び、軌道修正してきた
自分の歴史に他ならないからです。

まだまだですが。。。
健全な経営をしよう!

今日も一日良い日に致します。

物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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