真の繋がり、真の仲間
親愛なる皆さん
おはようございます。
一昨日は恒例好評のリモート物流交流会、
ゲストスピーカーは福岡古沢運送の古澤社長。
創業以来40余年、新聞輸送を主に事業展開し、
4年前に古澤さんが3代目社長に就任、時代環境激変の中、
情報発信ツールもアナログからデジタルへ、紙媒体から
ネット媒体へ・・・逆風の新聞業界、厳しい経営環境の中で、
今後如何に展開していくか・・・
「変えていくこと、変えてはならないこと」をテーマに
企業事例を話して頂きました。
事前打ち合わせの時も、一昨日本編終了後の総括コメント
においても、私からは少し厳しめのコメントをさせて頂き
ました。これは、古澤社長に対してのみならず、参加者全員、
また私自身への戒めも兼ねてのこと。
逆風や厳しい経営環境は、新聞業界のみならず、
業種業界を問わず、どの企業も同じ、そういう時代環境
にあるということ、コロナ禍、ウクライナ侵攻以降は特に、
全く予測のつかない受難の時代に突入したということを
経営者、幹部、リーダーは共通認識を持つということ。
今ある仕事、今お取引している顧客はやがてなくなる。
その“やがて”のスピードが加速している。
にも拘わらず、特定顧客への依存から抜け出せないでいる、
否、抜け出そうとしない胡坐体質。
ピータードラッカーは企業の目的を「顧客の創造」と
定義しています。それはつまり顧客の集合体としての
市場を創り出すことに繋がると。
ドラッカー理論に照らし合わせたなら、
既存顧客、特定顧客への依存体質は企業の目的を果たし
ていないということになるわけです。
特に現在のような受難の時代には、否、受難の時代
だからこそ、新しいプロジェクト、新たな事業を立ち
上げるパワー、スタミナ、エネルギー、総じて“力”が
必要です。
そして、その力は自分と自社だけの力では足りません。
繋がりの力が必要です。それも強い繋がり、逞しい
繋がり、真の繋がりです。
自分と自社の弱みをしっかり認識し、そこを補い合える
仲間との繋がり、仲間と共に貪欲に学び、切磋琢磨し、
挑戦し続ける、そして、しっかり稼ぐ。
傷を舐め合い、勉強会に集うサロン的ムードを目的とし、
挑戦を口にはするも挑戦しない、そんな仲間は弱く脆い、
真に繋がった仲間だと私は思わない。
物流応援団の使命、物流業界の活性化は、
切磋琢磨し合い強く逞しく繋がる真の仲間づくりと
言い換えてもよいのかもしれません。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝