御縁、御恩、継承
親愛なる皆様
おはようございます。
先週土曜日は福岡での研修を終え、翌日曜日は、長崎へ移動し、我が師の宅を訪ねました。
長崎県東彼杵郡波佐見町、佐賀県有田町と隣接するその町は人口1万5千人、陶磁器産業を地場産業として栄えた町ですが、現在では陶磁器産業生産高はピーク時の10分の1近くにシュリンクして当時の勢いはありません。
そんな町の町長を6期24年務め、このほど退任された一瀬政太さんは我が師と親友であり、地場産業が衰退して行く中で、共に地域再生の為に戦ってきた云わば戦友のような間柄、同志であります。
私も長年の間、よくして頂き、先日は、師匠と町長と一緒に食事をしながら、24年間を懐かしく振り返りました。
28年前の町長選挙で落選し、その4年後リベンジ、見事当選、その後6期24年間務められ、陶磁器産業での再生ではなく陶磁器はツールとして、波佐見町の歴史と文化を伝え、ツーリズム事業を立ち上げ、県や国を巻き込み、町民の意見に耳を傾け、コツコツと財政を立て直し、見事再建された歴史は、企業経営にも通ずるリーダーシップ論であり、組織論であります。
愛知の地元からおよそ1000km離れた長崎の片田舎の町と私が何故そんなに親しく長いご縁、お付き合いがあるのかは話が長くなるので、いづれまた機会があれば書きたいと思いますが、私の第二の故郷といっても過言ではない、愛着と親しみの場所であります。
私の半生は、本当に多くの方々にお世話になり、育てて頂き、教えて頂き、影響を受けた方が沢山いる実に恵まれた半生でありました。
しかしながら、お世話して頂いた師や先生や大先輩方々は当然のことながら齢を重ねられているわけで、中にはもう既に天国へ逝かれた方もいるわけで・・・
帰りの飛行機の中では、親や師匠をはじめ、お世話になり、育てて頂き、影響を受けた多くの人達の顔が走馬灯のように思い浮かび、その人達に頂いた恩を次の世代の人達に繋いでいかねばと思いながらも、して頂いたほどのことが出来ていない自分に少し焦りのような想いが湧き上がってきました。
残りの半生(半生もないか汗)、頂いた御恩をしっかり継承していかねばと思います。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝