やらないことを決める
~旧友との再会で気付かされたこと~
親愛なる皆様
おはようございます。
旅人のコートを脱がせようと、北風さんは物凄い形相でビュービューと力を込めて強い風を旅人に向かって吹くが、脱ぐどころか旅人はコートの襟を立て飛ばされまいと必死で守ろうとする、ついに北風さんは疲れてしまい諦める、
次に太陽さんはニコニコと笑みを浮かべポカポカとした暖かさを送る、すると、旅人の額には汗が滲み出し、暑くなってきた旅人は自らコートを脱ぎ出した。
ご存じイソップ寓話の「北風と太陽」のお話し。
今朝のタイトル「やらないことを決める」は、昨日、所属する経営研究会のリモート勉強会に参加し、痛感し、北風と太陽は、今後やらないことを決めるにあたってふと思い出した。
昨日の勉強会のゲストスピーカーは、広島で酒商を経営する山田淳仁さん、素晴らしい経営をされていて、勿論業績も抜群、そのビジネスモデルは国や県からその功績を称え数々の賞を受賞されている、そんな人。
そして、何よりもとても品のある方でお話を聴いていてもその姿から気品が滲み出ています。
同じ山田でももう一人の山田とは真逆のようなキャラですが(笑)
彼とは17年前共に経営者研修で学んだ同期生で、昨日はリモートではありましたが10年ぶり?くらいの再会を共に喜び合い、学ばせて頂きました。
「夢に日付を入れるとビジョンになる」ビジョンを実現する為には、まずはやらないことを決める。
やることを決めるよりも、そちらが先。
特に事業継承を意識する段階では、それが極めて重要だと改めて気付かされました。
私は、あれこれ手出し口出しの多いタイプなので、このままでは後継は育たない、権限移譲や事業継承を進めていく中で、今は相当意識をして“やらない”を実行してはいるが、まだまだだと感じていたところへ、
昨日の山田淳仁さんの講話、そして、同時に浮かんで来たのが「北風と太陽」。皆が活き活きと自らの意思で行動できる太陽のような存在でなければと、旅人は自らの意思でコートを脱ぐ時、「太陽のせいで脱がされた」とは思わないだろう。
自分の意思でコートを脱ぎ、自分の意思で旅の目的地へと歩を進める。
皆が自らの意思で活き活きと前向きに行動できる職場創りの為に、私はやらないことをしっかり決めよう。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝