役不足ではなく力不足
親愛なる皆様
おはようございます。
私は実に恵まれた経営者であります。
昨日は午前中自社の物流センターにて仕事をしていました。
朝礼に参加したり、皆に声をかけたり・・・早朝から皆よく
頑張ってくれています。そこでの出来事・・・
昨日配信したモーニングメールで、
私がずっと誤って解釈していた言葉があり、
「言葉の用い方が違うのでは」と、
管理職のNさんがそっと指摘をしてくれた。
それが、今朝のタイトル「役不足」であります。
以下は昨日のモーニングメールの「役不足」を
誤って使っている箇所。
>偉大なる初代東本講師の後を継ぎ、
(中略)
>偉大なる東本講師の後継は、一人では役不足なので、
>ダブル講師体制で行なっております。
すぐに調べると、
「役不足」とは、「本人の力量に対して役目が軽い」と
いう意味なので、上記文面は全くの誤り、真逆であります。
私の中では、長い間ずっと思い込みインプットがされて
いたということが分かりました。いやはや何ともお恥ずかしい(汗)
上記文章を正すならば、「力不足」が正解でしょう。
この指摘をくれたNさんは、云うまでのなく私の部下。
自分で云うのもなんですが、これが何とも素晴らしい
ではありませんか!私は恵まれた経営者であるという
所以であります。
上司の誤りを指摘する、ちょっとしたことであっても、
これはなかなか簡単なようでなかなかできることでは
ありません。
Nさんは、私の正しく「力不足」に気付かせてくれて
くれたわけです。Nさん、ありがとう!
私が社内外の研修において常々伝えていることは、
役職や年齢が上がると、自分の周りから指摘や苦言を
してくれる人がどんどん減っていく、だから傲慢に
なっていく、気を付けよう。
昔々・・・
口癖のように「帯に長し、襷(たすき)に短し」
という上司がいました。帯と襷が逆!残念!
大塚製薬のアクエリアスという同業者の重役さん
がいました。正解はポカリスエット!残念!
漫才のネタのような話しですが、本当の話しです。
でも、そのこと自体の残念よりも、それを周りが
一切指摘しなかった(できなかった?)のが
何より残念なことだと思います。
ご本人は、そう思い込んで、これからもずっと
帯に短し、アクエリアス・・・と、
繰り返すでしょう。
指摘し合える人間関係創りをすること、
指摘してくれる人を避けたり遠ざけたりしないこと、
また、避けられたり遠ざけられたりしない自分であること。
(これが、最も難しい)
言うは易し行なうは難しでありますが、意識しよう。
まだまだ力不足な私であります。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝
*画像は早朝の我が社岡崎物流センター