劣化の感染拡大:その3(完結)

親愛なる皆さん
おはようございます。

このテーマは、長くなりそうだったので、
シリーズで書いてきましたが、今朝この<その3>
で完結したいと思います。

これまで描いたのは、ざっと以下のような内容。

*****
成長、拡大、経済最優先の時代が長らく続いたことに
よる歪んだ思考体質とコミュニケーションのデジタル化
による人間関係の希薄さが益々進む・・・
そんな時代背景、時代環境の中での人財育成、人財教育
はなかなか困難であります。店員やスタッフの対応の
マズさに驚いたり、呆れたりすることが実に多くなった・・・
人財(人材?人罪?)劣化の感染拡大を何としても阻止し
なければならない。さて、では、どうするか?
*****

解決の策は“対話”であると私は考えている。
それも飽くなき対話。

昭和の時代、怒鳴られ、殴るられ育てられた時代、
しかし、それが通用し、成立した背景には、育てる側に
奥深い愛情、育てられる側に育ててくれる人への畏敬の念
が存在していたが・・・今は昔。

そんな教育が出来なくなった今、されど、エネルギーは、
あの当時と同じくらいに、でも心は静かに、相手を思い、
成長を願い、丁寧に誠実にじっくり対話をする。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
褒めてやらねば人は動かじ」は、山本五十六の格言ですが、
まずは自分自身がお手本になるよう、やってみせるのは
勿論ですが、その後の、言って聞かせるのも、させてみ
せる時も、褒めるのも全て対話です。

デジタルの時代となり、コミュニケーションの質が
激変しました。されど、否、故にアナログの対話が
重要です。

コミュニケーションの手段には、
手紙、電話、FAX、メールやLINEなどの電子通信と
長い時間をかけてコミニュケーション手段のデジタル化
が進み、この度のコロナで、リモートツールの爆発的
波及となった。TPOに応じて上手にデジタルツールも
活用する、しかし、便利さだけを優先するのではなく、
自分の意識や意志を伝える為に最も有効なコミュケー
ション手段は“会う”ということをしっかり認識し
行動していかなければなりません。

昨日から明日までの3日間、静岡~東京にて、
出向型での物流マネージャー実践研修です。
実践研修では、伝える力と聴く力を磨きます。
それは総じて“対話力”と言ってもよいでしょう。

受講生の皆さんと、自社の社員の皆さんと、
飽くなき信念を持ち、対話による人財育成、
人材教育を継続して参ります。

シリーズ<劣化の感染拡大>おわり。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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