キンモクセイの香り
親愛なる皆さん
おはようございます。
自宅敷地内のキンモクセイの木は亡くなった父が
苗を植えてくれたのが、たしか25年位前、その
時は1メートルそこそこの背丈だったと思うが、
今ではどうでしょう4メートルくらいの高さまで
育ち、毎年黄色い小さな花を咲かせ、甘く優しい
香り、所謂キンモクセイのあの香りを漂わせてく
れます。
今年は咲かないなぁ、もしかしたら、
異常気象で咲かないなんてこともあるのか?
などと考えていましたが、昨日、玄関を出ると、
あの香りが漂っているではありませんか。
優しい香りに癒され気持ちも優しくなります。
さて、月が替わり11月、今年も残り早や
2か月です。コロナ禍の中まもなく2年、
なんとかこのまま終息してもらいたいものですが、
コロナ終息後に予測されるのが、事業経営の更な
る二極化です。
政府が(慌てて?)打ち出した(浅はかな?)特別融資
の制度や協力金や助成金によって、コロナによる
業績悪化が救われた企業も多いことでしょう。
無利息無担保、三年据え置き返済等は平時では
あり得ません。店を閉めていて1日6万円の協力
金というのも平時ではあり得ない。
コロナの御陰で、平時ではあり得ない“恩恵”を
受け本当に救われた事業者も現実には居ると思う、
しかし、一方では、その恩恵を享受し、勘違いして
いるコロナバブリーのような者が居るのも現実だ。
平時では見えないものが有事には見える。
この恩恵をどう捉え、如何に活用するか、
コロナ禍というこの時をどう捉え、
この時間を如何に活用するか。
環境や条件は激しく変化し、それに伴い、戦略戦術、
方法もそれに適応し意図して柔軟に変化させていか
なければならない、されど、コロナ前も、コロナ禍も、
コロナ後も、常に知恵を絞り力を合わせ、一所懸命働
くということ、ここは変化させてはならない。
恩恵を当たり前に享受するのではなく、
謙虚につつましく受けとめ、正しい使い方をする。
(プールする、使わないという使い方もある)
コロナ終息後の来たるべき時に備える。
「謙遜」「気高さ」「真実」はキンモクセイの
花言葉だそうだ。コロナによって得た恩恵を、
そんな意識や姿勢で捉えたい。
ただ、キンモクセイには、あの甘く優しい香りから
他にも「誘惑」とか「陶酔」という花言葉もあるようだ。
人間は放っておけば易きに流される。
誘惑に負けることなく、気高さを持って挑み続けたい。
潜在している真実の姿が、
来年~再来年に必ず顕在化してくる。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝