態度価値

親愛なる皆様
おはようございます。

2018年度の実践研修が今日から始まる名古屋を
皮切りに、東京、福岡、大阪と順次幕を開けていく。
およそ半年間のロングラン研修、多くの方々との
様々な出会いが待っている、新たなご縁が生れる。
ワクワク感と新鮮な緊張感の朝だ。

昨日は、その実践研修名古屋29期生を半年間、
応援して下さるアドバイザーの皆さんとの事前
ミーティング及び決起会を行ない、プログラムや
テキストの確認、ワークシート編集、意見交換、
そして意思統一をはかりました。
さすがは、私が選んだ精鋭だけあって、前向きで
鋭い御意見、御提案が飛び交いました。

そして、本日初日目に挑むわけですが、
今朝、ホテルで目を覚まし、シャワーを浴びてから
昨晩、寝る前に読んでいた本の続きを少し読もうと、
ページをめくっていたら、在る箇所で読み入ってしまい、
同じところを何度も繰り返し、気がつくと1時間程
経っていたのですが、その内容がとても深く感動したので
少し紹介して、今朝のコラムを締め括りたいと思います。

福島智氏著「ぼくの命は言葉とともにある」から。
盲ろう者で東大教授の福島智さんの著には、
ヴィクトール・E・フランクルの理論がよく取り上げ
られている。その一節・・・

人が生きるうえで実現する価値には三つの段階がある。
一つ目は「創造価値」何かを生産するような創造的活動、
世の中に何かを与える行為に伴なう価値。
二つ目は「体験価値」何かを与えることは出来なくても、
例えば、美しい景色に感動するといった行為に伴なう価値。
そして、三つ目は「態度価値」創造的な行為も素晴らしい
体験も制約され、生命が大いなる苦悩に直面した時にも、
その苦悩にどう対処するかによって、三つ目の価値である
「態度価値」が実現される。そして、フランクルはこの
態度価値を三つの価値の一番上位に置いている。
(本文抜粋、多少勝手に編集)

創造価値や体験価値以上に態度価値が上位だということ。
一見、逆ではないかと思う理論を何度も読み返していく
うちに、ジワぁーっと腑に落ちてきた、感動した。
そうだと思った。福島教授やフランクルのような命が
大いなる苦悩に晒されるようなレベルの苦悩でもない
微々たる苦悩(苦悩とも呼べない程のもの)であるにも
関わらず、辛そうにしたり、苦しそうにしたり、嫌そうに
したり、傲慢になったり・・・
同時にそんな自分が恥ずかしくもなった。

福島智さんのことやフランクルの話題は、もっと勉強
して、いづれ、改めてキチッと文章にまとめたいと思います。
今朝は少しだけ。

実践研修皮切り、しっかりした態度で挑みます。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!

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