なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか

親愛なる皆様
おはようございます。

今年の2月下旬から3月にかけて、
著書「なぜ人と組織は変われないのか」を読んだ後、
学習レポートをシリーズにしてコラムに書いた。

この著書は、ハーバード大学PJチームが30年かけて
行なった研究結果に基づいて書かれていて、大変興味
深く、面白く、為になる1冊です。

その同じ著者(プロジェクトチーム)が書いた著書、
「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」に今朝は
少しだけ触れたいと思います。

実はこの著書、表紙の帯に既に答えが書いてある。
「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか?」
その答えは、
「ほとんどのビジネスパーソンが自分の弱さを
隠すために多大な労力を費やしている」

ほんと、そう思う。
たまたまなのか、必然なのか、このところ特に
そう思う出来事や人と接する機会が多く、
嘆かわしい気持ちに陥ることが特に多い。

自己保身、自己防衛の為に、過度なプライド、
体裁や世間体の為に、言い訳や責任転嫁や隠ぺいと、
姑息でセコイ思考と行動をとる。
言い訳は、詫びるという潔さや正直さや謙虚さを欠落させ、
責任転嫁は人から怨みをも買うことにもなる。
そこに使うエネルギーと時間は全くの浪費で、
組織の活性化や健全な経営やビジネスの足を引っ張ります。

しかし、弱さを曝け出し見せあえる組織や関係性であれば、
言い訳や責任転嫁をする必要がなくなる、隠ぺいなど論外。
自己保身や自己防衛をせずとも、周りや仲間と助け合い守り
合うことができる。

されど、言うは易し、行なうは難し。
何故ならば、その背景には、経済優先の産業社会という
長い歴史の中で利己的な競争原理が脳細胞に刷り込まれ
てしまっているので、自己保身や自己防衛をしている当
人は無自覚だからであります。

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
この一冊は、無自覚を自覚させてくれる機会になるかも
知れません。気づいたらそれが合図、弱さを曝け出し、
見せ合おう。助け合おう、力を出し合おう。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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