報恩と感恩~つながり | 物流人材育成
親愛なる皆様
おはようございます。
私の恩人であり親友のK氏の会社には経営理念である
「報恩」の文字が大きな額に入れて掲げてある。
私も大変尊敬していた先代(K氏の父上)の生前、
訪問し社長室を訪ねると喜んで下さり、いろいろな
お話をして下さった。先代が話される後ろの壁には
「報恩」の文字がありました。なので、私には先代
の姿と報恩の文字が1枚の写真のように脳裏に焼き
付いている。
「山田さん、恩に報いること、仕事も人生もこれに尽きる。
でも、報いる為には、まず恩を感じなければならない、
それが恩だと感じなければ、報いることはできないからね。
でも、報いなければ、感じてないのと同じだからね。
しかし、今は豊かになりすぎて、何もかもが当たり前になって、
恩を感じない人が増えた・・・」
報恩についての思いと、現代の嘆きを語られていたのを憶えている。
私には全国各地に応援して下さる方々がいる、
仕事をくださっている多くのお客様がいる、
会社には一所懸命働いてくれている沢山の社員がいる、
家族がいる、友達がいる・・・
直接接する人のみならず、人間はあらゆるものを通して
多くの人と繋がっている。
例えば、今こうしてキーと叩いているパソコンも、
発案した人、設計した人、製造した人、運んだ人、
宣伝広告した人、販売した人、もっと細分化すると、
製造した人の中にも、液晶を開発した人、キーボード
のプラスチック、そのプラスチックの原料・・・と、
1台のパソコンが自分の手元に来るまでにはとてつもなく
多くの人との繋がりがなければあり得ない。
どこまで恩に報いているか?報いることができるか?
その前にどれだけ恩を感じることができるか?
当たり前になっていないか?
心静かに振り返ってみたい。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝