エコノミックアニマルVSワーカーホリック:後編
親愛なる皆様
おはようございます。
ゴジラとかけて、
エコノミックアニマルと説く、
そのこころは、
どちらも戦後の産業社会が生んだ怪物です。
過日、前編を書いてから1週間が経ってしまった。
架空の怪物ゴジラの由来は、
戦後初の核実験が行われたビキニ環礁原子爆弾研究で
散布した放射能を浴びて変貌した生物とされており、
戦後の高度成長経済時代、経済的利潤の追求を最優先
とした活動を揶揄され名付けられたエコノミックアニ
マルと、通ずるものがある。(と、私は思う)
現在、私は55歳、日本の高度成長期に産まれ育った。
今、ビジネスシーンでは、社内外共に様々な世代の
人達と仕事をしている中で、明らかに多くの20代、
30代の人達とは仕事に対する感覚、捉え方が違うこと
が分かる。
経済最優先。
自分の身体や家族との時間を犠牲にしてでも仕事最優先
どんな劣悪な環境下におかれても24時間戦わねばならぬ
昭和の私たち世代。今でもその感覚が体質の如く染みつい
てしまっている。正しくワーカーホリック状態であります。
しかし、それが法的にも許されない時代となってから
社会人となった20代、30代の人達とは、当然、感覚や
捉え方が違うのが当たり前、条件や環境最優先であります。
だから、良い悪いという話ではない。
むしろ、昭和世代の感覚は「悪い」。
だって、法的にダメなんだから。
今、私は経営者として、従業員の労働時間短縮を常に意識し、
実施している、労働時間過多に対しては、目くじらを立てる
くらいの勢いで改善に躍起になっている。
正直、奥の方から湧き上がってくる「なんでやねん?」と
いう気持ちを押し殺しながら、切り替えねばならないと
自分に言い聞かせながら、ワーカーホリックに対して、
ワーカーホリックの代表選手のような私が時短を追求している。
ただ、ワーカーホリックに対して、ワークエンゲージメント
という言葉は、あまり使われていなが、ある。
どちらも見た目は仕事仕事の仕事中毒のようだが、
ワーカーホリックは「I have to work」つまり「働かなければならない」
に対して、ワークエンゲージメントは「I want to work」
つまり「働きたい」である。
正直な気持ちは、ワーカーホリックに対しては、時短を追求し、
ワークエンゲージメントの人には、やりたいだけ大いに
働かしてあげたいというのが、本音であります。
でも、それが許されない時代、どうしようもない。
キングコングは、深いジャングルの奥に棲む巨神だが、
それが、人間の仕業で大都会へ運ばれ、街を破壊し
大暴れする、ゴジラ同様架空の怪獣。
ワーカーホリックは、ときおり、仕事に打ち込むあまり、
自分の身体や家庭を犠牲にし、挙句には、過労死や
熟年離婚という事態を招くこともあるという。
キングコングとかけて、
ワーカーホリックと説く、
そのこころは、
どちらも犠牲と破壊に向かいます。
おあとが、あまり宜しくないので、
このお題、そろそろ終わりに致します。
エコノミックアニマルもワーカーホリックも、今は昔。
職場環境、労働条件の改善に全力で努めます。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長・山田泰壮(やすお)