試練と支援
~なぜ人と組織は変われないのか(まとめ)~
親愛なる皆様
おはようございます。
著書「なぜ人と組織は変われないのか」、
この本の内容をごく簡単に説明するならば、
人間の成長(知性や思考様式等)に対するこれまで一般的に
持たれていた概念や科学者が提唱してきた理論を覆す研究
結果をハーバード大学の研究チームが長年にわたって調査、
実験、研究を続けてきた結果、「大人になっても知性や思
考様式は成長、変容することができる」という中高年にと
っては希望の光のような一冊。そして、その為に必要な
心構えや認識しておくことが最後に描かれている。
大変勉強になる一冊だったので先月からシリーズで
まとめてきたが、今朝が最終回。
知性を発達させたければ試練と支援の組合せが欠かせない。
試練とは、これまで抱いてきた自身の世界観や価値観の
限界を思い知らされるような問題を付きつけられること。
支援とは、自分はそれほど社会のこと、世の中のことを
知っているわけではなかったと気づいて不安が込み上げて
きたとき、それに押しつぶされないように支えてもらえること。
要は、成長には、やはり試練やリスクが必要、でも、試練
やリスクをただ与えっぱなしではなく、その試練に立ち
向かえるだけの支援、ある意味安心してその試練やリスクに
立ち向かえるだけの支援が必要だと本書は述べている。
試練と支援。この二つはセットで取りいれることが必要。
あなたのチーム全員が不安を感じずに試練に向き合うために、
どの面でもっと安全性をたかめるべきかわかっているだろうか?
という問いかけで、この著書は締めくくられている。
不安なく安心して向き合えることが、試練やリスクといえるのか?
という疑問が私の中に残ったが・・・
どの面でもっと安全性を高めるのか?
試練の与え方は?支援の仕方は?
自分自身熟考する必要があると思った。
以上。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝