思考様式の変化について
~なぜ人と組織は変われないのか:その4~
親愛なる皆様
おはようございます。
著書「なぜ人と組織は変われないのか」の中、
リーダーが示すべき発達思考の7つの姿勢を
シリーズでまとめているが、これまでにまとめた三つは・・・
①「人間は思春期以降も成長できるという前提に立つ」
②「技術的な学習課題と適応を要する学習課題の違いを理解する」
③「誰もが内面に抱いている成長欲求を育む」
今朝は、その4つめ、
「思考様式をかえるには時間がかかり、
変化がいつも均一なペースで進むとは限らないことを理解する」
とかく人財育成には、忍耐力がいる。
「人間を機械のように設計するのではなく、
植物を栽培するように育てていかなければならない」
本書に描かれている言葉は言い得て妙だ。
すぐに結果が出なくとも、花のつぼみがいずれはきれいに咲き誇りように、
芋虫がやがて蝶となり空をはばたくことを知っていれば、
目の前のつぼみや芋虫に苛立ちを感じることは無い。
忍耐力がない者は人財育成に不向きだということではなく、
そう捉えることができれば、忍耐力は必ず強まってくる。
本書のくだりは、こんな問いかけで締め括られている。
「あなたは組織のメンバーの知性の発達に関して、
目指している目標に見合った所要時間を覚悟しているか?」
成長の道を歩む者以上に、
その道を示すリーダーの方にこそ覚悟が必要であります。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝