自分都合と相手都合
親愛なる皆さん
おはようございます。
仕事をしていて「時代は変わった」と、つくづく思う。
変わってしまった・・・と云った方がよいかもしれない。
「ガタガタ言わんと働け!」「2~3日寝んでも死にゃあせん!」そんなことを上司から云われ、部下に云って仕事をしてきた私が、今では「社員一人ひとりの都合や事情に出来る限り歩み寄ってあげる必要があるよ」と、つい先日の会議でもそう云っている。
どの口が云うてんねん!と、心の中で呟きながら・・・。
昔、自分がやってきたこと、云ってきたことの中で今では通用しないことは山ほどある。
以下は「昔やっていた今では通用しないシリーズ」
・応募面接にて:「仕事の遅い人、配送業務に行ってサボっている人の時間が長くなって残業手当が沢山つく、仕事が早くサボらずに定時時間に帰社する人に残業手当が付かないのはおかしいので、うちは残業手当はないから」ブッブーッ!
・「勿論、勿論!働きたい人、稼ぎたい人は何日でも何時間でも働いて稼げばいいよ」 ブッブーッ!
・「働かざる者食うべからず!有給休暇とるようなヤツは 給料泥棒や!」 ブッブーッ!
・朝、社員からの電話「何、熱があって体動けないから休ませてほしい? ダメダメ!今日一日は何とか頑張って出てこい!」ブッブッブーッ!
ハイ、上記の言動、全てブッブーッ!警告ブザーが鳴ります。
上記は、殆ど全て会社都合であり、そればかりか全部違法行為とみなされる内容になっています。
否、なってしまっています。
なので、会議の中での私の発言も先述のようになる。
法令は遵守しなければなりません。
そのうえでというのが大前提ではありますが、やはり、会社都合、御客様都合、仕事都合を優先して働いてくれる社員は有り難いと思うし、自分都合ばかりを優先し主張する社員にはあまり良い印象は持てないというのが正直な気持ちです。
経営者の私が、このコラムを書いていること自体、今の時代では問題かもしれませんね。
戯言と思ってスルーして下さい。
でも・・・人間関係に置き換えてもそう、相手の立場に立って物事を捉え考え応対できる人、自分のことは脇に置いてでも他人の為に時間を忘れて一所懸命動く人、相手の都合を優先してくれる人。
かたや人より自分、相手が困ろうが自分の都合を最優先にする人・・・云うまでもなく、前者の方がより良い人間関係が築かれていくでしょう。
時代と共に変えていかなければならないことと、時代が変われど変えてはならないこと、この見極めが大事です。
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝