意識の三段階

親愛なる皆様
おはようございます。

土曜日は埼玉にてS物流様のプロドライバー1日研修、久しぶりの大人数でのドライバー集合型研修ということもあり、
かなり気合が入り白熱教室となりました(笑)

昨日の日曜日は京都にてリーダーシップ研修を相当濃いキャラの異業種経営者やリーダーの人達と共に学び、
超アウトプットと超インプットの濃密な週末でした。

さて、今はコロナ禍で、旅行業、観光業も大変な打撃を受けておりますが、
ホテル業、旅館業の経営再生に取組む星野リゾートはテレビでもよく取り上げられ有名ですが、
今はその星野リゾートも例外なく大打撃を受けている。

されど、やはり、数々の破綻寸前企業を再生させてきた同社は、そんな中にあっても皆で知恵を出し合い、
数々の手をうち挑んでいる、そのパワーの源泉は、超フラット組織、役職や立場を超え、
社員全員が意見、提案、苦言を忌憚なく云い合えるチーム力であります。

以下は、同社社長である星野佳路さんの著書に書かれている一文(一部中抜き引用)
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「会社がエンパワーメントに取り組むようになってから、
私は、人間の能力という資産が会社の中で“未開拓のまま眠っている”ことを痛感した。
会社が自分を信頼し、知恵と能力を発揮してほしいと望んでいることが分れば、
社員の中にある責任感がその人を突き動かします。もっといい会社にしてやろうという気持ちになるでしょう。
そんな思いを抱いた社員の知恵とエネルギーを集結させることが出来れば強い組織が生まれることは間違いありません」
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元々、超ワンマンでトップダウン型のリーダーだった星野社長自身の意識の変容が
会社組織全体の変容に繋がっていくプロセスが綴られています。

このところ、私は、これまでのリーダーや組織の在り方を課題と捉え、
その中でも特に私自身のリーダーシップの取り方に意識を向け、心静かに自分と対話するよう心がけている。
(日頃はガチャガチャやかましい私が心静かに 笑)

以前にもコラムに書いたが、これまでの私のリーダーシップの取り方は、
バイタリティーでグイグイ組織を引っ張っていく云わば“昭和のリゲイン型リーダーシップ”でありましたが、
これから意図して、変容させていくべきは“令和の導き型リーダーシップ”とでも云いましょうか、
答えや具体的手段を示し引っ張って連れていくスタイルから、大枠の方向のみを示し、
ヒントを与え質問を投げかけ考えを引き出す、引っ張っていくではなく導いていく、
そんなリーダーシップが自分自身に問われています。

埼玉でのドライバー研修のおいても大きな声とパフォーマンスで大勢をまとめようとする自分がいましたし、
(運営責任者の指揮者なので、仕方ない面もありますが)
京都でのリーダーシップ研修においてもまだまだ目立ちたい人目を引きたいという意識が湧いてくる自分がいました。
まだまだですが、意識し続け理想のリーダーシップ、理想の組織を創って参ります。


星野社長の文章の中に出てきた「エンパワー」とは、最近よく目にし、耳にしますが、
私流の解釈では、テンション、モチベーション、エンパワー。
リーダーシップや組織を活性化するための意識が三段階あるとすれば、その最上位に位置するもの。
高いテンションも時に大事、モチベーションを高く保つことも必要、
そして、エンパワーメントは、その更に奥深くに眠っている力が引き出された状態をいいます。

週末二日間で得た刺激、気付き、学びを今日からまた実践に活かして参ります。
今日は約6年間使用したヤマネットの名古屋セミナールームの引っ越し、
業者さんのスタッフの人達と一緒に一日汗をかいてきます。
*移転の詳細はまたおってアナウンスさせて頂きます。

今日も一日良い日に致します。

物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝

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