技術の進化とに人間の弱体:その3 ~平成の時代を振り返る~
親愛なる皆様
おはようございます。
先日からシリーズで~平成の時代を振り返る~として、
この30年間の技術の進化と人間の弱体について書いて
きたが、今朝で何とか締め括れないかと思い書いてみる。
平成が激動の30年ならば、昭和の60年もまた激動だった。
ただ、激動の中身がまるで違う。
この激動の中身の違いに問題の答えがあるように思う。
昭和の激動は特に序盤は戦争、そして、敗戦、焼け野原
と化したそこから高度成長を果たし世界第2位の経済大
国にまでのし上がった。いわばゼロ、否、マイナスからの
スタートを、20年足らずで見事に成就させるというプロ
セスだ。そして、その後も産業振興、経済成長は続き、
物質的な豊かさは益々進む。その豊かさを享受し続けた
昭和の長い経済成長の時代に国民の多くはカネ優先、モノ
優先の思考と意識が肥大化、実体経済からマネーゲーム、
欲望の赴くままというような様相を呈し、平成の時代が
到来する。昭和の時代に築いた物質的な豊かさの上に乗
じたスタート、今思えばあの時、既にバブルは膨張しパン
パンに張り詰めた状態だったということも知らず、平成
突入後まもなくバブルは崩壊する。
焼け野原のマイナスから築いてきた世代の人達には、
生きる底力がある。実際に70代、80代我々の親世代の
人達には鉄人(哲人)のような人が多い。それに比べて
戦後生まれの世代、バブル世代は軽くてチャラい、
ヘナチョコが多い。
バブル時代、マネーゲームで浮かれていた多くの人が消えた、
カネにものを言わせていた者は力を無くした、中には学習し
反省し、マネーゲームではなくちゃんと働いて稼ぐと気持ち
を切り替えた人もいた。されど、それから20年後に来た
リーマンショックにおいてもまた、同じ痛手を被ったり、
消えていった人も多くいた。要は、未だ懲りていなかったと
いうこと、喉元過ぎれば熱さを忘れ、易きに流されるのが
人間だということが改めて分かった。
にも関わらず、ゆとり教育、働き方改革を国はすすめ、
国民から勉強する時間、働く時間を益々削減しようとしている。
勉強しない、働かない、易きに流される人間を助長し拍車を
かける政策をどんどん打ち出す政府の方針が私には全く
理解出来ない。これではこの国に益々ヘナチョコが増えるだけだ・・・
平成の時代を振り返りながら、技術の進化と人間の弱体の
謎を解明しようとして3回にわたって書いてきたが、なんだか
政府や世の中、若者にに対するぼやきになったてきた(反省)
ここらで終ろうと思う。
ビシッと締め括ることができない自分のヘナチョコさも感じつつ・・・
今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!