悩む力
~山田団長おすすめの一冊~
親愛なる皆様おはようございます。
今週のおすすめの一冊は、姜尚中(カン・サンジュン)著「悩む力」です。
今から12年前に出版されベストセラーとなった一冊。
およそ100年前を同時期を生きた文豪夏目漱石と社会学者マックスウェイバーの力を借りて「悩む」ことについて考えよう、という何とも高尚で、私のようなガサツな者には似合わないコンセプトでありますが、読み返してみました。
つくづく感じたのは、本でも映画でも音楽でもそうですが、読むとき観るとき聴くときによって、頭への入り方や腹への落ち方が違います。
12年前に読んだときは、そうは思わなかったですが、この本は“ワンイズオール”、生きていくうえで本気で考えなければならない大事なテーマが、この一冊に全部詰まっていると感じました。
私とは何者かというテーマから始まり、お金のこと、青春とは、働くとは、恋愛や結婚について、老い、そして、死について・・・ これらは、本気で考え、悩んで悩んで悩み抜くだけの価値あるテーマだと思いますし、つまるところ、それが、生きることの意味を確信することに繋がるんだと、姜さんの独特の語り口調で、悩むことの大切さを静かに教えてくれています。
人間だけに与えられた“悩む力”を、悩んだまま終わるのでなく、悩み抜いて、大いにその力を発揮したいと思います。大いに悩もう!悩むことはいいことだ!動画でもご紹介しています。
以下URLからどうぞ。
https://youtu.be/I5NuYYBnCto
今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮(やすお) 拝