育てねば、我れ育たず:その4(完結編)

親愛なる皆様
おはようございます。

企業経営の最後にして最大の仕事は
事業継承だと云っても過言ではないでしょう。
それは、ある意味、自分を超えてもらう為の
教育でもある。

<育てねば、我れ育たず>と題して、シリーズで
書いてきたが、今回<その4>が完結編です。

これまで書いてきたことを要約すると。
一所懸命、人財育成に取り組んでいると、
誰よりも彼よりも、自分自身が成長する。
実にシンプルな理論だ。

ということは、詰まるところ、
「育てたい対象者」に「育てたい対象者」を
明確に決めてもらうということが重要になってくる。
つまり、社長はA課長に育ってもらいたい、
もっと成長してもらいたいと思うなら、A課長
が育てたいと思う対象者B係長やC主任、D君、
Eさんを決めてもらうということだ。そうすると、
対象者と一所懸命関わる、一所懸命育てる、あの
手この手、あの言葉、この言葉・・・めげず、
諦めず・・・そうしているうちに気がつけば、
A課長が成長しているというわけだ。

しかし、逆に云うと、「育てたい」という意欲が
低かったり、「育ってもらいたい」という人が居
なかったり、更には自分の立場が侵されるので、
周りの人には育ってもらっては困る、自分だけが
成長できればいいという思考の人は、リーダーと
しては不適格なので、ここはきっぱり割り切って、
その人にはプレイヤーとして、輝いてもらうステ
ージを与えるべきだ。

我が子の如く、教え子や部下や後輩が自分を
超えてくれることを喜びと感じれる人。
人財育成は常に事業継承の如くである。

つまるところ、人財育成は自分育成なのである。

シリーズ<育てねば、我れ育たず> おわり。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長@山田泰壮 拝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA